多汗症
多汗症
当院ではワキの多汗症(腋窩多汗症)に対してエクロックゲルとラピフォートワイプの保険診療での処方が可能です。自費診療でボトックス注射を行っております。
手のひらなどの手掌多汗症はアポハイドローションの保険診療での処方が可能です。自費診療で塩化アルミニウムを処方しております。
(※当院では手掌多汗症に対して、ボトックス注射は行っておりません)
腋窩多汗症とは、脇の下に多量の汗がでる病気です。
発生率は比較的高く、日本人の10%弱に認められます。わきが(腋臭症)とはまったく異なり、匂いがあまりきつくない、水状の多量の汗をかくのが特徴です。わきがは油分の多い油の汗を発生させる、アポクリン線の多い方の症状です。それに対し腋窩多汗症は、エクリン線からでる水状の大量の汗が特徴です。シャツの脇の部分だけが濡れるくらい汗をかくが、きつい匂いがないのが腋窩多汗症の症状です。※もちろん腋窩多汗症の場合も、いわゆる汗臭いと言われるような状態の匂いは発生します。
当院ではボトックス治療を行っております。
緊張したり運動すると、神経から汗腺に向けて神経伝達物質(アセチルコリン)が放出され、汗腺が刺激を受けて汗が出ます。
ボトックスはアセチルコリンの放出を抑える作用があり、ボトックスを注射した周辺の汗腺から汗が出なくなるため、多汗症の症状が改善されます。
使用するのはボツリヌス菌がつくる蛋白質から精製された薬であり、ボツリヌス菌そのものを注射するわけではありませんので、感染の心配はありません。
世界中で広く普及しており、 80か国以上で認可されています。
自費診療となっております。